第六部 介護予防施設の現場レポート(後編)

こんにちは、Hey!スポ通信員のケイです。介護予防ステーションのレポート(後編)では、背古鉄平さんご自身のことについてもお話を伺いました。
平成スポーツトレーナー専門学校に在学時、特に集中して勉強したことは何でしたか?
「いろいろな科目がありましたが、特にストレングス(筋力)トレーニングについて勉強しました。身体を痛めずに効果的にトレーニングする専門的な知識です。」
その内容は、現在のお仕事ではどのように役立っているでしょう?
「介護予防ステーションでもマシンを使ったトレーニングをしているので、そのための指導の方法などは共通しています。また高齢者の方が相手なので、身体を痛めないように慎重にトレーニングするという点でも知識が役立っています。」
主にスポーツトレーナーの勉強をしてこられて、介護予防の仕事に就いた当初は戸惑いなどもあったのでは?
「この仕事に就くまでは高齢の方と接する機会などはほとんどなかったので、どんなふうに接したらいいのか戸惑いはありました。仕事をしていくなかでそれができるようになり、今では、子供やお年寄りにトレーニングできるならその他の人、例えばアスリートにトレーニングするのは簡単だと思えるほど自信がつきました。また、仕事以外でも自分のおじいさんやおばあさんにマッサージしてあげたりといったことが自然にできるようになりましたね。」
最初は戸惑いのあった背古さんも、介護予防の仕事に熟達していくなかで高齢の方々との接し方を学び、日常でもその姿勢が現れるようになったのですね。
それでは、この仕事の喜びややりがいとはどんなことでしょう?
「やはり、利用者さんが元気になっていく姿を一番に、この目で確かめられるということだと思います。私たちの力で、身体機能を回復させてあげられた実感ということですね。来ていただくことで閉じこもりの防止にもなりますし、ご家族の方からも元気になられたとか、お一人でできなかったことができるようになられたというようにお聞きすることがありますので、たいへん嬉しく感じます。」
背古さんは後輩のスタッフの方々に指導もされているということで、これから介護予防の分野に進むことを考えている人たちにアドバイスをお願いします。
「介護施設でもそれ以外の仕事でも、トレーナーは人とのコミュニケーションをうまくとれなければ信頼関係を築くことができません。そのために、自分の方から積極的に話していくことが大切だと思います。また、これから勉強される方には、人間の身体のことをよく知っておくことをお勧めします。」
背古さんはとても親しみやすい方で、こちらも楽しくお話を伺うことができたのですが、この介護予防ステーションに来られる利用者さん達も明るくノリの良い方が多いそうです。背古さんやスタッフの方々の努力や工夫でいい雰囲気が作られていて、そこに利用者さんたちも惹きつけられるのだなと感じました。 これから介護予防を志望する人には、将来の仕事についてとても参考になるお話でした。
背古さん、どうもありがとうございました。
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