第二部 介護予防の現状とニーズ
(平成スポーツトレーナー専門学校 セミナーレポート)
日時 2007.11.10 於:平成スポーツトレーナー専門学校 豊崎校舎 講義室
こんにちは、平成スポーツトレーナー専門学校におけるセミナーのレポート第二回です。今回は“介護予防の業務の現状とニーズ”についての内容をお伝えします。
実際に、介護予防事業所とはどのような施設なのだろう?
ということで、実際に営業しているモデル施設となる整骨院+デイサービスとのタイアップ(併設)事業所を例にして、機能トレーニングに重点を置いた施設の様子をビデオで紹介しながら解説されました。
この施設では明るく楽しいサロン的な雰囲気をコンセプトにしたことで、利用者さんの様子も明るく快活になっていくといった効果があるのだそうです。
介護予防トレーナーさんの指導で機能トレーニングをしている映像でもにぎやかな様子です。
この機能トレーニングでは利用者さんがそれぞれに目標を掲げていて、ここでも達成感や充実感から元気になる効果があるそうです。また同時にこのトレーニングの成果状況はすべてデータ化して蓄積・分析していて、これはケアマネージャの方と協力するための材料になったり、新たなノウハウのための情報となるのです。
これはとても合理的で無理のないシステムですね。
制度の面からみると、介護保険制度の改定によって介護予防という枠が組み入れられたわけですが、先ほどビデオで見たようなトレーニングやケアを必要とする高齢者の数は実に2,100万人とのこと、しかもこれからもどんどん増えてゆきます。
これだけでもわかりますが、介護予防を必要とする高齢者層は急速に拡大し、今回のモデルケースとなっているような事業所の需要が非常に高いということです。
営業実績や行政の方針の面からもリサーチしたデータ提示とともにわかりやすく解説されました。
モデルの施設は整骨院とデイサービス+介護予防事業所が併設されているのですが、柔整師さんが、整骨院を拡大して介護予防事業所を併設した場合を想定して需要や収益のビジョンなども例示されました。
デイサービスの利用者さん(高齢者)は身体機能の回復を願っていて、柔整師さんやトレーナーさんが専門とする機能訓練はこのニーズに合っているので、適切な指導ができる専門スタッフを置かないデイサービス施設に比べるとこちらのほうが利用者さんのメリットも大きいのです。
さらにこれらの併設運営によって柔整師さんの時短・福利厚生という面も見込めるということでした。
従来からの介護というと、自立生活が困難なお年寄りを預かってお世話をするというイメージが強く、またそれがおおかたの実情でもあるようですが、この介護予防という分野はトレーナー的な技能も必要であり、先にも出た2,100万人の人がその対象となるというわけで、講義の冒頭で出てきた「新しく始まった介護予防」というテーマの意味はそういうことだったのか!と、理解できたところです。
平成スポーツトレーナー専門学校では「新しい」ニーズに応えるプロの人材を送り出したいとの思いで研究と準備を重ねられ、介護予防コースを新設に至ったのです。
今回は“介護予防の現状について”でした。
次回は独立起業までの展望に関するお話を中心に“まとめ”をお送りします。
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